上皮内がんを含む罹患率は<図1>、35~39歳がピークになります。上皮内がんを除いた浸潤がんだけの罹患率をみても<図2>、同様に若年化が進んでいて、35~49歳が最近のピーク年齢です。それにもかかわらず若い死亡者が少ない<図3>のは、この年代では早期がんの患者さんが多いからです。<図4>にもあるように、30歳代ではⅠ期がんの患者さんの割合が非常に高く、<図5>で明らかなようにⅠ期の治療成績は非常に良好です。若い子宮頸がん患者さんは増えていますが、早期がんが多いために死亡する患者さんはそれほど多くないのです。
<図1>
<図2>
<図3>
<図4>
<図5>