日本では、現時点では男性への接種の適応はありません。
男性に対する接種に関して、財源が確保できれば基本的には男性にも女性にも接種を勧めます。そうすることで男性が子宮頸がんのことを勉強することができます。ところが予算は限られるので、今のところは女性に対して接種すると判断をしている国が圧倒的に多いのです。ただ米国では、残念ながら英国と違って女子への接種率がまだ50%に達しないので、女子への接種だけでは費用対効果が低いため、国全体として子宮頸がんを減らすためには、女子プラス男子にも接種しましょうという勧告が出ています。まずは女子への接種を優先すべきと考えます。