子宮頸がん予防ワクチンQ&A

15.
発がん性HPV感染者のうち、浸潤がんになるのは約0.1%と言います。さらに、その中でHPV16型と18型による浸潤がんの人数を考えると、子宮頸がん予防ワクチンのベネフィットは、現在報告されている重篤な副反応の発生頻度(100万回あたり12.9件=10万人に3人)すなわちリスクに比べて、低いのではないでしょうか。

 ワクチンのベネフィットと副反応のリスクを一概に比較するのは難しいものですが、子宮頸がん予防ワクチンの接種によって、年間70%以上の子宮頸がんの発生と死亡が減少します。年間3,500人の死亡が約1,000人程度まで減少し、2,500人の命を救うことになります。

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