水酸化アルミニウムをはじめとするアルミニウム塩は、ワクチンの効果を増強するアジュバントとして多くの不活化ワクチンに使用されています。日本では30年以上の使用実績があり、安全性は受け入れられていると考えられます。
【参考】アルミニウムアジュバント使用ワクチン:百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン、ジフテリア破傷風混合トキソイド、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、破傷風トキソイド、ジフテリアトキソイド
アジュバントを含む子宮頸がん予防ワクチンについては11の臨床試験を統合した約30,000人のデータに基づき、安全性が検討されております。また、自己免疫疾患との関連についても約60,000人のデータに基づき検討されております。いずれにおいてもコントロールと比較した結果、安全性の懸念は認められておりません。