子宮頸がん予防ワクチンQ&A

10.
子宮頸がん予防ワクチンの副反応にはどのようなものがありますか。

 厚生労働省のホームページの「子宮頸がん予防ワクチンQ&A」、「Q18.子宮頸がん予防ワクチン接種後に副反応はありますか? 」には、下記のように記載されています。(以下、そのまま引用) 


 子宮頸がん予防ワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

【子宮頸がん予防ワクチン接種後の主な副反応】

 頻度  サーバリックス  ガーダシル
10%以上

痒み、注射部位の痛み・腫れ、腹痛、
筋痛・関節痛、頭痛 など

注射部位の痛み・腫れ など

1~10%未満

じんま疹、めまい、発熱 など

注射部位の痒み・出血、頭痛、発熱 など

1%未満

注射部位の知覚異常、しびれ感、全身の脱力

手足の痛み、腹痛 など

頻度不明

手足の痛み、失神、 など

疲労感、失神、筋痛・関節痛 など

(平成25年6月時点の添付文書に基づく) 

 また、ワクチン接種後に見られる副反応については、接種との因果関係を問わず報告を収集しており、定期的に専門家が分析・評価しています。その中には、稀に重い副反応の報告もあり、具体的には以下のとおりとなっています。 
 病気の名前 主な症状 報告頻度*
アナフィラキシー

呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー

約96万接種に1回

ギラン・バレー症候群

両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気

約430万接種に1回

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気

約430万接種に1回

複合性局所疼痛症候群 (CRPS)

外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる原因不明の病気

約860万接種に1回

(※2013年3月までの報告のうちワクチンとの関係が否定できないとされた報告頻度)

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