子宮頸がん予防ワクチンQ&A

　改正予防接種法が平成25年4月1日に施行されましたが、そのとき参議院厚生労働委員会は、附帯決議を付けてくださいました。その内容は、今回の改正ではHPV、ヒブ、肺炎球菌の３ワクチンを定期接種にしましたが、B型肝炎、水痘、流行性耳下腺炎、成人用肺炎球菌ワクチンの4種は平成25年度末までに定期接種化の結論を出すこと、ロタウイルスワクチンについても定期接種化について早急に結論を出すというものです。したがって、今後これらのワクチンの定期接種化が進んで行くと考えられます。
　予防接種については、ワクチンを受ける側が、VPD（ワクチンで防げる病気）で苦しみたくない、自分の子どもに苦しみを与えたくないということをよく理解して接種を受けることが原則です。定期接種でも国が国民の義務として強制するものにはなっていません。このことをよく理解され、ワクチンの定期接種化を勧める国民の世論が盛り上がることで、定期接種になるか決まっていくと思います。VPDをなくしたいという国民の意識が高まることで、政策が変わっていくと思います。