日時:2011年9月19日(月・祝) 1:30~4:30
会場:東京ステーションコンファレンス 602AB
2011年度は中学1年生~高校1年生の女子を対象に子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成が行われている。子どもたちにどう伝えるべきか、保護者からの戸惑いの声も多く聞かれる。子宮頸がん予防ワクチンや検診、予防接種の重要性について、保護者や生徒からの質問に正しく自信を持って答えられるように、養護教諭、保健主事の先生、保健師、助産師、看護師など健康指導者を対象に子宮頸がん予防の最新知識をお伝えするセミナーを開催、約60名が参加した。
最初に当会議委員の衞藤 隆が、免疫のメカニズムや予防接種の意義、学校保健における予防接種の考え方を講演。続いて実行委員長 今野 良が、子宮頸がんの現状や病態、検診とワクチンの重要性を説明し、特に誤解されやすい点について参加者に質問を投げかけながら正しい情報を伝えた。
パネルデイスカッションでは、まず女子大生リボンムーブメントが、大学生の子宮頸がん検診やワクチンに関する知識アンケート調査から、健康問題に意識の高い学生は親からの健康教育を受けたり、親と良好なコミュニケーションが取れていると発表。講演や調査報告を受けて、学校現場でどのように子宮頸がん、ワクチン、検診のことを説明すべきか、当会議委員で全国養護教諭連絡協議会会長の堀田美枝子のリードのもと、参加者の疑問に答えていった。
子どもたちの未来を守るためにきちんとした情報を伝えたいと、全員が真剣なまなざしで聞き入り、セミナー終了後も講師を囲んであちこちに質問の輪ができていた。
堀田美枝子(全国養護教諭連絡協議会会長 / 子宮頸がん征圧をめざす専門家会議委員)
演者: 衞藤 隆
(社会福祉法人恩賜財団母子愛育会 日本子ども家庭総合研究所 母子保健研究部長
/ 子宮頸がん征圧をめざす専門家会議委員)
演者:今野 良
(自治医科大学附属さいたま医療センター 産婦人科教授 /
子宮頸がん征圧をめざす専門家会議実行委員長)
司会・問題提起:堀田美枝子
衞藤 隆
今野 良
三ツ木あかね(女子大生リボンムーブメント・子宮頸がん啓発グループ)
衞藤 隆