予防できるって本当!

期待される子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がんの原因のほとんどは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスです。HPVは性交渉によって感染しますが、性交経験のある健康な女性が持っている常在ウイルスで、とてもありふれたウイルスです。子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの主な原因となるHPV16型と18型の感染を予防することにより、70%以上のがんの発症を防ぐ効果をもつのがこのワクチンです。子宮頸がんそのものや、すでに感染しているHPVへの治療効果はありませんが、再感染を防ぐ可能性もあります。

海外では、アメリカ、イギリスなど欧米諸国を中心にすでに100カ国以上で使用されています。

アメリカでは、ACIP(米国予防接種諮問委員会)がこのワクチンの接種を推奨しており、性交渉開始前の9歳の女の子からが接種対象となっています。 重篤な副作用はほとんどなく、安全なワクチンであると考えられています。

日本でも承認され、接種が可能となりました。